11 May 2016
ハイランドパーク Highland Park [スコットランド蒸留所巡り]
オークニーへの旅路
一日にエジンバラから何便かSAAB340でとろとろと飛んでいくこと1時間で着くこの島には2つの蒸留所がある.個性はあるものの,アイラ島のような強烈なものはなく,どこか影の薄い存在である.
その程度の認識で島に渡ったものであるから,飛行機は2時間遅れ,ロストバケージの上,レンタカー屋も早々にシャッターをおろしていた.何かの罰だろう.飛行機マニアであるだろう観光案内所のおじさんがやさしくタクシーを呼んでくれた.そんな始まりで,島の人情を感じる旅は始まった.
隣の敷地からもこの通り.
キルンが象徴的なハイランドパーク蒸留所の外観
Highlandでもないのにこの名前がついているというある意味不思議な蒸留所である.小高い丘の上にあり,そこからHighlandの名前がついたというが,Kirkwall (キルクウォールとでも表記するか)の中心からは坂をえっちらおっちら上ったその先での蒸留所である.パゴタを思わせる二つのキルン(煙突)は遠くスキャパの蒸留所からも見える.
マッシュタンクからはいつものイースト香
磨かれたポットスチル
ツアー向けの言葉と思い巡らす言葉は分けた方が良いのか?
England風のジョークを混ぜながらのツアーは,他の蒸留所と大きく違わない過程を見せるだけである.ピートは島によって違うだろうから,アイラのものとも実は香りが違うのではないかとか,そういうことにはあまり興味がないのかもしれない.アメリカンオークとフレンチ/スパニッシュオークと呼びならわしてしまうのはややもったいないドラマがあるのだけど,そこもすっ飛ばし,後ろ髪ひかれながらのテイスティングとなる.
スモーキー(この言葉はTrickyであるから,好きではないが)で,シェリーの利いたウィスキーのバリエーションが楽しめる3種類テイスティング.ピーティの印象まで変わるアメリカンかフレンチかの違いは加水しないカスクならより鮮明になるだろう.税金対策とはいえ,スコットランド人の精神性ではそこまで回らないのかもしれない.
ピートは積まれてこの通り.いろんな混ざりものがあるようにおもう.
貯蔵庫
オークニー諸島の中でも有数の大企業であり,一大観光スポットであるのは確かだろう.クルーズ船が立ち寄ると人でいっぱいになるという.
このすぐそばのLynnfield hotelではオールドのボトルをはじめ様々なウィスキーが楽しめる.
行き方・予約
行き方:Kirkwallのcity centreから徒歩13分.地図参照されたし.
予約:望ましい.メールで予約可能.12時30分からのコノショワなどは英語力要
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